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ガチャン
「ちょっとー?」
プープープー
切れた音が寂しく笑の耳に聞こえた。
そして、ガチャンと笑は受話器を置いた。
「…ったく、返事待ってるって言われたってー…」
そう言いながら階段を上がっていった。
自分の部屋に入って机の上に鞄を置いた。
そして手紙を見ながら、
「杉山彼方くんかぁー」
と、手紙の上をビリビリと破り始めた。
中にある紙を取り出して開いてみた。
手紙の内容はさっきの電話で言われたことが書かれていた。
それを見ながらにこにこと笑いながら彼方がどんな顔か思い出してるうちに、別に彼方と文通してもいいと思っていた。
早速、手紙に書いてある住所を書き写し、返事を書いた。
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