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私の名は、レティー・グレイア。
アルパーク王国軍、機動甲冑騎士団の騎士だ。
機動甲冑とは、全長５ｍほどの人の形をした兵器の呼び名である。
現在、アルパーク王国は未曾有の危機に直面していた。
隣国の友好国のカリストール王国が滅ぼされ、そのカリストール王国を滅ぼしたデルトニア帝国がアルパーク王国に対し宣戦を布告したのだ。
アルパーク王国は軍事国家である。
デルトニア帝国の宣戦布告に対し、武力で対抗するのは当然だった。
私を乗せた飛行艇は、間も無くアルパーク王国と滅ぼされてしまったカリストール王国の国境付近に到着しようとしていた。
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