居場所

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「っ…ハハハ あははははははは😃  。」  と、私は笑っていた。突然笑 い出した私に、アリシアもプレ セアもキョトンとなり、そして 二人とも 「っ…ハハハ あははははははは😃  。」  と私に釣られるように笑い出していた。  暫く 三人は笑い、そして、 「皆、ごめんなさい。笑ったり して、でも、二人の喧嘩して るの見てたら、可笑しくて( 笑)」  と私は、笑い過ぎて、出た涙を手を拭いながら謝ると、アリシアは、小首を傾げ、 「喧嘩してるのを…?」  と聞いて来ていた。私は、 「だって、二人とも、お互いの 事、想ってるんだもん。お互 いの駄目なとこ 言い合うのて っさ、お互いの事がわからな いと、出来ないしさ。そう思 ったら可笑しくってさ。」  と思い出し笑いをしながら、言うと、プレセアと、アリシアは、 「あっ…。」  と呟き、お互いの顔を見合わせていた。それを見た達哉が、 「たしかにな。でも、アリシア も、プレセアもなんだかんだ 言って、仲良いんだよ。  と微笑み言うと、アリシアは、少し照れ臭そうに、頬を朱く染め、 「プレセア、ごめんね。あたし 、ちょっとからかいすぎた。」  とプレセアに、謝っていた。プレセアは、それを受けて 「あたしの方こそ、ごめんなさ い。ムキになり過ぎてしまっ て。」  と同様に謝っていた。アリシアは、 「なんか喧嘩で、そっちのけに なってたけど、あたしはアリ シア=レストア。メルは、私の お母さんだよ。よろしくね、 狼漣。」  と微笑み、自己紹介をして来ていた。私は 「こちらこそ???改めて 自己紹 介させて貰うわ。私は人狼と エルフのハーフ、狼漣よ。よ ろしくね。」  と微笑み、尻尾をブンブンと振っていた。人狼としての喜びを表す時に、無意識下にやる行為なのだが、それを見たアリシアは笑い、 「狼漣、喜んでいるのめちゃわ かるね。もしかして、狼漣っ てさ、嘘つけない性?」  と首を傾げ、聞いて来ていた。私は苦笑すると、 「まぁね。私は人狼としての特 徴と、エルフの特徴をバラン ス良く受け継いでいるからね 。まぁ、これで迷惑した事は ないから。特に気にしてない けどね。」  と言うと、達哉は笑い、 「つまりは、狼漣は、アリシア とプレセアとは、違って、純 粋なんやなぁ。」
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