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と、アリシアとプレセアをからかうように言っていた。それを聞いたアリシアとプレセアは、仲良く声を揃えて
『達哉!?』
と叫び、達哉を睨んでいた。達哉は、
「ぉー こわっ、とりあえず。こ れからもよろしくな。狼漣。 」
と微笑み言って来ていた。アリシアも、
「もぅ…、こちらこそ、よろし くね。」
と、プレセアも
「たく…、あたしの方こそ、よろしくね。」
と結局三人とも笑顔で言って来ていた。私もそれに釣られ、笑い
「こちらこそ。」
と、返していた。私は心の内でひそかな喜びを感じていた。
ここは、私自身を受け入れてくれた。
なんでもない ただそれだけの事が、私にとって…とても嬉しい事だった。だから、私は心の底から笑っていた。
笑いながら、心の底で、受け入れてくれた皆に
『ありがとう。』
とお礼を言っていた。
その頃、エルフの里では、狼漣を長老が逃がした事が発覚し、長老はその対応に終われていた。
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