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「うっ…ここは…?」
真っ白で、何もない空間に、一人の少年がいた。少年は、記憶喪失になっていて、自分の事が分からない。
少年は体を起こし、壁や、天井、床などを見回す。
全部真っ白で、神経がおかしくなっていくように、そう感じた。
少年は、しばらく目をつぶった。
そして、目を開けた時…
「!」
少年の前に、誰かがいた。目が充血していて、金髪の少女だ。
「まだ、居たの。」
その少女はそう言うと、どこかに去っていった。
少年は、壁に手をあて、何かないかと探り始める。
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