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多分監禁されてから2日は経っている。食べ物を乞うと、高いところからコップを傾けて水をかけられた。
「足掻きはいつまで続くかしら?今日の水はこれ…」
男に選択権はなかった。
かけられた水は、明らかに濁った水だった。
不意に体の奥の異物に、体が揺れた。
「―――う…っ」
痛みが走る。
少女に排泄器官に何かを入れられたらしい。それは勝手に体内をえぐるように動く。
悶えようとすると、首に掛かった黒帯が巻き付く。匂いは一層酷くなっていた。
この状態で、しばらく放置されている。
「辛そうね。痛いでしょう?ほら」
少女の声が聞こえたと同時に、靴が頭を踏みつけた。靴の先が上から下りてきて、喉仏を押した。
「―――ぐ…っ」
「駄目じゃない、タイミングを逃したら。ちゃんと口の前に靴が来たら、やる事があるでしょう?」
嘲笑う言葉は、耳を通ってどこかへ抜けていった。
「頭を上げなさい」
少女は前髪を掴んだ。
その瞬間、異物が奥をえぐる。呼吸のしかたがわからなくなる。
少女は男の口に布のようなものを押し込んだ。それは入り切らずにすこし口の端からでている。その布が喉を圧迫するのと、発する酷い匂いで吐きそうになる。
―――なんだ…っ
長い袋のようなもの。
誰かの靴下だ。
「この前の奴隷は何の面白さもなかったけれど、靴下は役にたったわね。…貴方を弄ぶことに」
綺麗な指で靴下をさらに押し込まれる。
「苦しい?私に服従すると誓うのなら、口の中のものをとって、靴を舐めさせてあげてもいいわ」
反抗しようと動くと、体の中の異物が刺激する。とたんに自ら顔を床に押しつける形になった。
苦しい。
さらにまた少女は履いている靴で男の頭を踏む。首に巻き付いた黒帯をきつく絞める…。男にはもう反抗する気力など残っていない。瞼が少し閉じる。
少女は微笑んだ。
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