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「イエーーーイっ!!みんなのってるかぁぁーーー!!?」
『イエェェェーーーーイ!!』
カラオケボックスで叫びまくる少年、少女たち。
だが、ひとりつまらなそうに、いや、他の人たちのことを知能が低い動物をように見下している少年が一人いた。
「アホくさ………」
ため息をつきながら、つくづくここに来たことを後悔し始めた。
なんでコイツらこんなにテンションが高いんだ?本当にバカだな。ついこないだまで中学だったらやつらが………コイツら自分が大人になったって勘違いしてるのか?たかが高校になったぐらいで。
そんなことを考えながらウーロン茶を口の中に満たす。
「ハァ………帰りてぇ……」
「なに辛気臭い顔してるんだ、霧雨 彰人(きりさめ あきと)く~ん♪」
「誰、お前?なんで俺の名前を知っている?そして俺に触れるな」
「ひどっ!?小、中と一緒だった立花 隼人(たちばな はやと)だよ!」
「??」
知らん。
まったく知らない。
こんな奴………居たのか?
「だぁーーーッ!頭の上に?を並べるなッ!悲しいからやめてくれ!!」
五月蝿………俺は五月蝿のが死ぬほど嫌いだ。コイツを殴り倒しそうだ。
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