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私は、近くのコンビニの公衆電話で瑠衣ちゃんの家に電話をかけた。
瑠衣ちゃんの家には電話をよくかけるから、電話番号は頭に入っている。
20円だけ入れて、番号を押す。
呼び出し音が鳴り続け、
-ガチャ-
となった。
『ただいま電話に出ることができません。ピーっと言う発信音の後にお名前とご用件をお話下さい。』
ピー
機械的な女の人の声に肩を落とし、瑠衣ちゃんに伝言を残す。
『凛です。瑠衣ちゃん…。昨日はごめんね。ちゃんとあったこと話す。だから、3時に学校に来て。お願いね。』
そう言って電話を切った。
私の足は、自宅方向へ向かっている。
お兄ちゃんがなんで、昨日あぁなったのか、ちゃんと理由聞かなくちゃ…。
そぅ思っても、足がガタガタする。
棒になっちゃいそう。
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