ごめん

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紅音さんが、深く話をしているけど、私はお兄ちゃんと紅音さんが付き合っているものだとばかり考えていたから、状況が掴めず、 『紅音さんは…お兄ちゃんと付き合った訳じゃなかったの??』 と、ふぬけたことを言っていた。 『付き合ってないけど??』 紅音さんも不思議そうな顔で答える。 『だっておばさんがお兄ちゃんは、女の子送るからって言ってたもん!!』 『確かに駅まで送ってもらったけど、私が悠希に着いて公園まで行ったんだもの。その場面を、あなたと男の子が見たのよ。』 それを聞いた瞬間、力が抜けた。 地べたにペタンとお尻をつけ、うつむいた。 『ちょっと!!凛ちゃん大丈夫!??』 紅音さんが驚いて駆け寄ってくる。 『大丈夫です。』 顔を上げて、うっすらと微笑んだ。
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