ごめん

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帰り、私とお兄ちゃんは2人っきりになる。 お兄ちゃんは、私と紅音さんの会話が気になるらしいが、秘密は秘密。 『お兄ちゃん。』 『ん??』 『あのね…。あの…。昨日はごめんね。』 やっと謝れた。 『…俺も悪かったし…いいよ。』 お兄ちゃんはあっさり許してくれた。 『けど、紅音と何話してたか教えて(笑)』 『いや♥笑』 そのやりとりが家に帰るまで続いた。 お兄ちゃんと仲直りができて、紅音さんとも分かり合えた。 後は、瑠衣ちゃん…。 瑠衣ちゃんときちんと話がしたい。 瑠衣ちゃん来てくれるかな…。 少し不安があった。 でも時間は止まらない。着々と約束の時間に近づいていく。 私は30分早いが、待ち合わせ場所に急いだ。
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