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そこにはすでに、瑠衣ちゃんの姿があった。
日差しが暑いなか、帽子をかぶり、涼しげなキャミソールにふわふわしそうなスカート姿。
とても女の子だ。
私は…。半袖短パン。
瑠衣ちゃんの可愛さには、かなわない。
『瑠衣ちゃん。来てくれたんだ。』
私が声をかける。
瑠衣ちゃんは、『うん…。』と小さく頷いた。
『ここ暑いから、あっち行こう??』
そう言って、瑠衣ちゃんを連れて校庭の木陰に座った。
瑠衣ちゃんは何も話さずうつむいたまま。
私は即座に
『瑠衣ちゃんごめん!!』
勢いよく謝った。
昨日瑠衣ちゃんに逢う前にあった出来事を全部隠さず話す。
瑠衣ちゃんは、私が話す話をきちんと私の顔を見てしっかり聞いていた。
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