ごめん

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『凛ちゃん。謝ってたのに怒ってる。なんか…、やっぱり凛ちゃんにはかなわないなぁ-(笑)』 瑠衣ちゃんが笑う。 話は続く。 『私、将介くんが好きだよ。けど、自信がないの。将介くんは凛ちゃんが好きな訳で、その状態から私を好きになってくれるのかなって。』 瑠衣ちゃんの不安な心情を私に打ち明ける。 瑠衣ちゃんは、私よりも繊細なかもしれない。 『大丈夫だよ。私も、お兄ちゃんに好きな人いるみたいだし…。だから…。もっと頑張ってみようと思ってるんだよね…。』 そう言って瑠衣ちゃんを見た。 『…凛ちゃんが頑張ってるのに…私が逃げる訳にはいかないなぁ(笑)…私も、もぅ一回頑張る。ありがとね。凛ちゃん。』 謝った私が、瑠衣ちゃんに感謝される。 外は暑く、体育祭の時期が近くなって来た。
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