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『んじゃ、斉藤さんから順番にバトンの練習しましょ??』
陸上部の村上さんが言う。
私から将介、将介から村上さん、村上さんから輝、輝から涼ちゃん、涼ちゃんから和哉。
誰かケガをしても、補欠がきちんと出来るように、馬目さんも、良平も練習に混ざる。
その練習を瑠衣ちゃんはずっと見ていた。
ずっと走りっぱなしの私達に、瑠衣ちゃんはずっと応援していてくれた。
水分補給と休憩ってことで、瑠衣ちゃんと話をしていると、お兄ちゃんが校門の前で立っている。
『あ!!お兄ちゃん!!連絡するの忘れてた↓↓瑠衣ちゃん。私ちょっとお兄ちゃんと話してくる。』
『いってらっしゃい。』
瑠衣ちゃんに見送られ、私はお兄ちゃんのところへ走り出す。
『お兄ちゃん!!ごめん!!!』
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