体育祭①

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『今日の練習はこれくらいにして、また明日やろっかぁ-??ね??』 涼ちゃんが提案する。 『さんせぇ…。』 輝が疲れて地面に座り込みながら手を低くあげる。 『明日の朝から、全員で合同練習もあるし…、暗くなってきたし、帰ろ??』 馬目さんも帰る準備をしている。 時計は6時。 早いものだ。 将介が口を開く。 『西条。送ってくよ。』 周りの男どもが 『斉藤!!将介がとられるぞ(笑)』 と馬鹿にしてくる。 『馬鹿。私はお兄ちゃんと帰るのぉ-(笑)瑠衣ちゃん気をつけて帰りなねぇ-(笑)』 私は手をひらひらと振って、鞄とサブバックを持ってお兄ちゃんのとこへ向かう。 『凛ちゃん!!!また明日ねぇ-!!!』 瑠衣ちゃんが手を振った。
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