灯 り を 消 し て

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7:00 a.m. 不自然過ぎる 魔法の効かない朝 夜が基準の時計 朝に眠るスリ-ピング・ビュ-ティ- 失くした、 ガラスの片靴 1ツは誰かの手の元 1ツは 焼却炉の中で踊る ドライ・アイ レモン・フィズ 時間の塊を なんとなく、なんとなく。 灯りと祈りで叩き壊す。 粉々になった後は 物語はしらけて ハァトは弾けて 言葉は無く 意味は無く 存在すら曖昧。 灯りを消して カ-テンから覗いた月の名残を探すけれど もう、 彼はアタシの中のどこにもいなくて 不明瞭、曖昧さの楔だけを噛み締めているところ  
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