『ダイヤ』

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「どうしたの?大丈夫?」 緋色は苦痛を顔を浮かべ目尻に涙を浮かせながら振り返ると、ソコに立っていたのは美少年。 爽やかな面持ちで、身長は高い。 かなりカッコいい… 美少年は座り込む緋色を覗き込んできて、緋色は顔の近さにビクリと身をすくませた。 「多分……『ダイヤ』のオーディション受ける子だよね?」 緋色はその顔に見惚れていたため、一拍遅れて返事をした。 「あ……は、はい!」 そりゃ分かるよね? オーディション会場の前にいるんだから あれ? でもこの人は……?
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