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《茅ヶ崎に背を向けて》
車窓から見える景色は
見慣れた、当たり前の景色
あの娘を呼び出した
あの公園
僕は勇気を振り絞り
告白したんだ
答えはダメだったけど、もう通り過ぎたんだ。
これから行く街に、
あの娘みたいな人に
出会えるかな。
学校が見えて来た。
三年間通った学校。
あの娘の笑顔を思い出す。
よく待ち伏せして、一緒に帰ったな。
僕は遠回りだったけど。
あの娘に「サヨナラ」しなかったな。
でも、もう。。
背を向けて、行かなきゃ。。
この街にも、あの娘にも。
さびしいね。。
これから。。
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