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「そうか、良かった」
そう言って差し出された手は、温かかった…
それから数日、上総はマナの叱咤を無視しては俺に会いに来た。
「また来たのかエクソシスト」
「来ちゃ悪いか」
「悪い」
「マナッ!また結界張ったの!?大丈夫?上総…」
最初、上総を見たマナがものすごい勢いで怒って攻撃始めちゃってかなり焦ったけど、何とか宥めて説明して、上総も頭を下げたら渋々会うのを了承してくれた。
…のかな?会うたびに言い合いするし、湖の入口に結界を張るからそれを破って入る上総はたまに怪我をしてたりする…
傷を治そうとすれば上総は苦笑いを浮かべて大丈夫だと言う。…たしかにかすり傷ではあるんだけどさ。
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