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side―K― 李斗と出会ってから、毎日毎日李斗に会いに泉に向かった。 自分の勘違いで傷つけてしまった李斗への罪滅ぼしのつもりで… 最初はその程度だった、けど会うにつれて少しずつ気持ちに変化があったのには自分でも気づいていたこと。 酷い目に会ってきたのに一途に人間を思う優しさや、コロコロと変わる表情。俺と言う人間を信頼しきった李斗に惹かれていた。 もっと李斗に笑って欲しいと思っていたのに… 俺がいれば、李斗に人間の友達を増やしてやれるかもしれない。 そう思って誘った祭り。 昔からの仕事仲間のクリスとエレナ。家族のように信頼していた二人だった…だから最初に二人に会わせたのに…。 李斗の様子がおかしかったことに気付いていたのに、しっかり李斗の言葉を聞いてやらなかった。 だから、エレナの手を払い退けた李斗の行動に驚きながらも、その意味の分からない行動にイラつきを覚えて… 二人で話すと離れていったエレナと李斗を見てモヤモヤとした感情が沸いても、李斗がエレナを嫌ったからだと勝手に解釈した。 だから…。いや、だからなんて…言い訳にもならない…。 エレナの悲鳴とエレナの首に爪を立てていた李斗を見て一気に頭が真っ白になった。 駆けつけた瞬間、鈍い音がしたとか李斗が倒れているとかそんな状況考えられない。 李斗は他の妖しと違うと思っていた 俺の仲間を受け入れてくれるとおもっていた 信頼していたんだ… 頭に血が上った状態で怒鳴り散らして、視界に入ったのは静かに涙を流す李斗。泣いているのに何かを言うわけでもなく、全て諦めてしまったように表情を無くした李斗の顔…
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