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海での楽しい出来事から、どれぐらい経ったのだろうか・・・。
昌宏はまた考えながら車を運転していた。
そしてこう思った。
「俺は佳奈江に何かしてあげたか?いつも佳奈江に何かしらやってばかりだし、いつも佳奈江任せだし、俺って駄目だな・・・。」
そうおもいながら、佳奈江にメールしてみた。
いつまでも、マイナス思考じゃ佳奈江に失礼と思ったからだ。
「今、何してる?もし暇なら飯に行こうか?」
と送信してみた。
五分後に佳奈江から返信!
「ごめんなさい、今風邪で寝込んでるの。・・・また今度ね。」
昌宏は・・・、
「そうか、風邪でダウンしてんだ。それは仕方ない、早く良くなれよ。元気な佳奈江を俺は待ってるから。」
と、長めに送った。
佳奈江からは
「ありがとう。」
と書いてあり、題名には、
「返信長ッ!」
・・・と。
昌宏は笑い、また窓に頭をぶつけた。
「イテェ・・・、またか。」
また楽しい大学生活が始まる・・・。
佳奈江とまた楽しく遊んだり、話したりすることが出来る。
昌宏はそう思っていた・・・。
しかし、そうは行かなかった・・・。
佳奈江の症状は悪化。
・・・入院という形になった。
最悪な事態になった。
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