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「・・・おい、嘘だろ。」
昌宏は急いで病院に向かっていた。
佳奈江が昨日自宅で倒れたのである。
今日の朝、佳奈江の両親から連絡を受けたのである。
・・・そして、30分後。
「・・・着いた。」
入り口のところには佳奈江の両親が立っていた。
「・・・佳奈江さんは?大丈夫なんですか。」
そう、言ったが、佳奈江の母親は黙って下を向いている。
・・・そして佳奈江の父親が重い口を開けた。
「・・・白血病だそうだ。」
「えっ・・・。」
「もう手遅れだそうだ・・・。医者はそれでも最善の手を尽すとは言ったがな。」・・・佳奈江の父親はそれ以上何も言わなかった。
「・・・・・・・そんな、どうして。」
昌宏はその場に蹲ってしまった。
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