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あいつがきてからすでに一週間経った。
あいつは一言で言えばネコ。
いつもごろり寝ては気まぐれで俺に近寄ってくる。
撫でてやればまた離れてひなたぼっこしに行く。
俺が学校の時は多分日なたに干されてるんだろうな…(笑)
「なぁ実稜ぉ…」
おっ珍しい。
俺に何の用だろう?
「俺も学校行く」
「却下」
いつも日なたにごろごろしてる奴が学校なんか行けるか!!
それにその顔は目立つしな…
「お前が居ないと詰まんねぇんだよ!」
逆ギレなされた!!
てか俺居てもあんま話さないし近付いても来ないくせに。
居るだけで面白い存在か俺は。
「兎に角駄目。お前は目立つし軽い気持ちで行けるような所じゃないんだぞ?」
優しく諭してみた。
「嫌だ。行く」
無理でした。
こいつは駄々っ子か?
最初の時も嫌しか言わなかったもんな~。
う~ん………。
「見た目が普通なら良いんだろ?」
そういう問題じゃない。
「俺姿なら変えられるからお願い」
だからそういう問題じゃないって…(汗)
「お前授業中起きてられる?」
「あ゙……」
やっぱり。
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