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生暖かく見守り続けてとうとう転入試験当日。
朝から緊張してるのかいつ何時でも俺にべったりとくっついて離れない。
「シャロンそろそろ行ったら俺も学校だし」
「一緒に行く…」
お前条件忘れたのか…?
「条件は?」
「今日だけ……」
いやいやする様に首を振って俺の肩ら辺に顔を埋める。
流石にお手上げです。
このままじゃ俺まで遅刻しちゃう。
「シャロン…今日だけだからね?」
こくり
頷いてそろーっと俺から離れて俺の手を握る。
俺の高校は徒歩圏内。
もしや手を繋いで行くとか無いよね?
「お願い…」
お・れ・は!!
人からお願いされるのが1番苦手なんだ!!
断り切れないから!!
結局俺は断り切れず手を繋いで高校を目指す事となった。
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