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輝かんばかりの金髪にくるっと猫の様な深い深いエメラルドグリーンの瞳。
鼻筋もすっと通っていて物凄く綺麗。
身体も無駄な肉は無くすらっとしていてここらでは絶対見れない美少年。
「お初にお目にかかりますご主人様。長靴を履いた猫にございます。」
恭しく長身の身体を綺麗に曲げて一礼。
美しい仕種にぼぅっとしてスルーしてしまう所だった。
はい、俺はごくごく普通の高校生。
もう平が幾つ付くか分からない程の凡人。
こんな身分の良さそうな方にご主人様と呼ばれる筋合いは無し。
そうナッシング☆
そしてもう一つ。
長靴を履いた猫だ。
あれだろ?
童話のあれ…
内容は知らないけどね!
あーぅーどうしよう…。
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