プロローグ

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つくしが、コレでもかぁって感じに背伸びをしている。 そう、今は春だ。それも、第一希望の高校に一発で合格できた、幸せの春休みなのだ。 だが、しかし、1ヶ月近くある休みなので、とにかく暇だ。 やりたいコトは、やったつもりだし、俺は毎日、大半の時間を寝て過ごすようになっていた。 一般世間から見れば、もったいないコトをしていると批判を受けそうだが、休みというモノは短いからイイのだ。そう何日も続くと、こう体が慣れていくというか、生活リズムが確定していく感じがしてならない。 まぁ、とにかく、やるコトが無いのだ。 仕方ない。 と、半日を睡眠に費やした俺は、朝食兼昼食を食べ、携帯で時間を確認し、趣味であるネットサーフィンをするべく、台所を後にし、重い足取りで自室へと戻った。
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