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「コホン…えー、この度は我が嵯峨野コンツェルンが催したパーティーに参加いただき、誠にありがとうございます。これは我が社の繁栄と共に~…」
「うへぇ、まーたバカみたいに長い話が始まったよ。」
「ふわ…なんだか学校の校長の話みたいだねぇ。」
あくびを隠そうと手をやりながら片手間で話を聞きながら回りを見回し、
「早く終わらねぇかな…ここ空調ぶっ壊れてるんじゃないのか?マジで寒くなってきたぞ。」
「ホント、ちょっとこれおかしいよ…そういや戒さ、ここに伝わる雪女の伝説って知ってる?」
「お前…本当にそういうオカルト見たいな話好きだよな。」
二人は会場の片隅で縮こまりながら話していた。
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