プロローグ→エピローグ

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「同じようなこと、聞こうとしてたんだね……」 「そうですね……」 俺達はしばらく黙り、俺から切り出した。 「『義理の妹』とは俺にとって憧れ。『血のつながった妹』とは何か違う、ある種の感情があるのかな」 俺の答えに、綾里ちゃんはクスリと笑った。 「私にとっての『義理の兄』も、やっぱり憧れの存在です。昂さんと……お義兄ちゃんと『血のつながった兄』とは何かが違うんですよね」 ――お義兄ちゃん どうやら綾里ちゃんは俺を義兄と認めてくれたようだ。 なら、俺も―― 「綾里」 「……えへへ」 俺の言葉に、照れたように笑う我が妹。 周りを見れば、母さん達も笑ってる。 俺と綾里は向き合い、微笑んで、母さん達に言った。
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