プロローグ→エピローグ

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「合格です」   「合格!?」 「綾里、落ち着きなさい。そこは普通持ってないのが合格じゃないのか?」 すると綾里ちゃんは、正樹さんを汚物でも見るかのようにして―― 「持ちすぎも嫌だけど、持ってないのは論外だよ。10代の一般男子がそれだったら普通に引くなぁ」 「……綾里達の会話から、昂くんを普通の一般男子として見て良いのだろうか」 「正樹さん、大丈夫よ。私もそう思うから」 母さんが正樹さんを慰めていた。 まぁ、それはおいといて、 「じゃあ次の質問」 「えっ?まだ続けるのか?……もう3つ以上答えたし、止め――」 「「ここからが大事なんですよ(だよ)!!外野(お父さん)は黙ってろ(てて)!!」」 …………。 …………本格的に泣き出したな、正樹さん。
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