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沙那視点
私は先生が聞いてきたから、手を挙げた。
だって私、昨日は有佳ちゃんや真依子ちゃん達と一緒に帰って、勉強会の約束までしたもん。
嘘はつけないしね。
真依子ちゃんは手を挙げてなかった。
先「橋本か。
じゃあ、何があったか教えてくれ。」
先生に言われて、私は深呼吸をしてから話し始めた。
沙「……はいっ、
昨日は有佳ちゃん、じゃなかった…八木さんと帰ってて、勉強会の約束をして八木さんとは別れました。」
…………ふぅ、何とか言えた。
先生は頷いて聞いてた。
真「あのっ、私も一緒に居ました!!
八木さんや橋本さんと一緒に帰ってましたっ!」
私が言ったあと、慌てて真依子ちゃんが言った。
先「郷園も居たのか。」
真「あっ…、はい………。」
先生からの問い掛けに、真依子ちゃんは頷いた。
先「じゃあ………、他に八木と居た奴手を挙げろ。」
そう先生は言って周りを見渡すけど、誰一人手を挙げない。
裕太や中宮っち、剛夜君は別のクラスにいるし、
昨日は有佳ちゃん達とずっといたから多分他の人は近付いてないからだと思う。
しばらくてホームルームが終わって、休み時間になった時に私達5人は屋上に集まった。
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