君を救うよ

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真依子視点 私や沙那、裕太や尚、そして剛夜君。 私達5人は屋上に集まった。 剛「はぁ………、 有佳ちゃん、大丈夫なのかな……。」 剛夜君は床に寝転んでて、空から目を離さないで言った。 尚「そうですね。 僕、ホームルームで先生から報告された時、 頭の中真っ白になりましたから。」 剛夜君に続いて尚も言う。 私や沙那、尚は剛夜君と一緒に寝転んでたけど、裕太だけは落ち着きがなくて、野球ボールを触ったり、 柵にもたれ掛かって空を見てたりしていた。 隣に居た沙那は、会話を聞いて、泣きそうな顔をしていた。 真「私、こんな事になるとは思ってなかったけど、 嫌な予感は薄々感じてたんだ。 有佳………、早く見つかってよ……。」 そう言った。 有佳、何やってるの? 早く戻ってきて……。 すると、柵にもたれ掛かって空を見ていた裕太が突然、 裕「おい有佳っ! お前どこにいんだよ!! 俺達こんなに心配してんのにっ…… 早く出てこいよ!!!」 返事のない空に向かって叫んでいた。 裕太の言葉で胸が苦しくなった。
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