君を救うよ

26/56
前へ
/953ページ
次へ
見つからないまま数時間が経った。 もう空は薄暗くなってて、風が冷たくなってきてる。 沙「もうやめたい……。」 私は、いつのまにか本音を口に出していた。 剛「なっ、沙那ちゃんまで! まだ時間があるから探そう?」 剛夜君………。 すごいね、私、そんなに頑張れないよ………… 私は息を吐きながら、無意識に歩きだした。 前を見ないで。 その時。 ドスッ 沙「うっ…………。」 お腹にすごい痛みが走った。 誰かに殴られた……? そう思った後、一気に体のバランスを崩し、倒れ込んだ。 その後、剛夜君や中宮っちの慌てる声が聞こえた後、意識が遠退いていった……………
/953ページ

最初のコメントを投稿しよう!

198人が本棚に入れています
本棚に追加