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見つからないまま数時間が経った。
もう空は薄暗くなってて、風が冷たくなってきてる。
沙「もうやめたい……。」
私は、いつのまにか本音を口に出していた。
剛「なっ、沙那ちゃんまで!
まだ時間があるから探そう?」
剛夜君………。
すごいね、私、そんなに頑張れないよ…………
私は息を吐きながら、無意識に歩きだした。
前を見ないで。
その時。
ドスッ
沙「うっ…………。」
お腹にすごい痛みが走った。
誰かに殴られた……?
そう思った後、一気に体のバランスを崩し、倒れ込んだ。
その後、剛夜君や中宮っちの慌てる声が聞こえた後、意識が遠退いていった……………
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