君を救うよ

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最悪だ……… そう思っていると、誰かが来た。 ?「……………やあ、起きたかい? 沙那ちゃん。」 私に誰かが話しかけてきた。 暗くてよく分からかったけど、声で分かったんだ。 沙「な、何で……… 先生が…………。」 先生っていうのは田邉っていう先生。 背が高くて痩せてるし、可愛い女の子とかに「可愛いね~」とか冗談っぽく言ってたのは知ってた。 ちょっと気持ち悪いとは思ってたけど、 まさかこんな事をするなんて思わなかった。 沙「先生! 何でこんな事っ………!」 田「ふふっ、可愛いからだよ………。 ああ、有佳ちゃんを連れてくるよ………。」 田邉先生は怪しく笑って倉庫の奥へと消えた。 しばらくして、コロコロ…という音と共にまた私の前に田邉先生がやってきた。 動く物の正体は椅子で、椅子には有佳ちゃんが座っている。 私は椅子に座る有佳ちゃんを見て愕然とした。
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