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許せない。
何でこんな事にっ………
その時、田邉先生…いや田邉が笑いながら私に近づいて来た。
田「やあ、真依子ちゃん。」
真「…………田邉先生、何をしたんですか、私の友達に。」
田「あぁ、それは可愛いからに決まってんじゃん。
それと、もう俺は田邉『先生』じゃない。
こんな事しても教師じゃいられなくなるからね。」
そう言うと、田邉はさらに私に近づいてきた。
なんだか田邉の瞳が怖い。
まさか………私も?
怖くて私は目を閉じた。
でも、いつまで経っても何も起きない。
私は目を開けた。
すると………
田「いったた……」
田邉が頬を押さえながら倒れ込んでいた。
田邉の視線の先には、裕太が田邉を見下ろしながら立っていた。
その顔は、怒りに怒った顔だった。
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