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裕「お前一体何がしたいんだよ!!
俺の仲間に手ぇ出しやがってよ……
ぜってーただじゃおかねーからな!」
裕太………助けてくれた………。
田邉はビックリし過ぎて動かなかった。
裕「大丈夫か?」
真「あ、うん……大丈夫。ごめん……」
私はそう言って立ち上がろうとした。
……あれ?
足に力が入らない。
足元をよく見ると、
右足に割れたガラスが刺さってたんだ。
裕「怪我してる………。
よし、ちょっとじっとしてて。」
真「え?」
裕太は、着ていた上着を脱いで、怪我している右足に上着を巻いて手当てしてくれた。
裕「立てる?」
真「うん、痛いけど……。大丈夫。」
裕「そっか。」
そう言って裕太は微笑んだ。
そして裕太は黙って気を失っている有佳と沙那の元に行った。
真「ありがとね……。」
私は、裕太に聞こえないぐらいの小さな声で言った。
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