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何だよ。
言いたいことあんならさっさと言え。
俺は視線でアリィに訴えた。
「……あたしも一緒にいい？」
「好きにしな」
アリィは毛布を体に巻き付けて、隣に体育座りをした。
俺はアリィとは反対側を向いて横になった。
…寝ねぇのかよ。
…あいつも寝てねぇのかよ。
「……ルイス」
「やっぱ俺も一緒だろ」
またへらっと笑ってやがるな。
「ダグラさん寝ちゃった？」
「みたいね」
寝てねぇけどな。
あえて言わないけど。
「…あんた、ベッド借りればよかったじゃん」
「さっき言ったろ？俺も仲間だ」
仲間って…。
なんだそりゃ。
「ナキアさん心配してたよ」
ナキア…？
あぁ。あの女か。
「朝食もよかったらってさ。いい人だよな」
あいっかわらず、単純。
「アリィもさ、そんな警戒しなくても大丈夫だよ」
「……あたし、あーゆう人苦手」
「アリィ？」
「偽善っぽいじゃん。親切な振りして近づいて、本当は何考えてるかわかない」
「アリィ。」
ルイスの声に鋭さが混ざった。
「そんな風に言うなよ」
「何よ……。わかんないじゃない！」
確かに、な。
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