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「・・・・・・行くぞ、魔王はこの先だ」
「あ、あのね、セイン」
「どうした?」
少し頬を赤らめながら、緊張した様子
「あの、無事に帰れたらね、その・・・・・・」
次の言葉を言い出せずに俯いてしまう
「レミ」
「は、はい!!」
慌てて顔を上げたレミに、セインはそっとキスをする・・・・・・
「今は時間がない。話は帰った後だ。無事に戻るぞ」
「・・・・・・」
レミはリンゴのように真っ赤になったまままたうつむいてしまう
「おら、お前ら。イチャイチャタイムは終了だ。早く行くぞ」
気を取り直し、三人は勇み足で魔王の元へ向かった
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