序幕

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「・・・・・・行くぞ、魔王はこの先だ」 「あ、あのね、セイン」 「どうした?」 少し頬を赤らめながら、緊張した様子 「あの、無事に帰れたらね、その・・・・・・」 次の言葉を言い出せずに俯いてしまう 「レミ」 「は、はい!!」 慌てて顔を上げたレミに、セインはそっとキスをする・・・・・・ 「今は時間がない。話は帰った後だ。無事に戻るぞ」 「・・・・・・」 レミはリンゴのように真っ赤になったまままたうつむいてしまう 「おら、お前ら。イチャイチャタイムは終了だ。早く行くぞ」 気を取り直し、三人は勇み足で魔王の元へ向かった
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