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「!」
それをみた睦月の姉は、立ち上がり、
「やめろ!!弟に手を出すな!!
その子は関係ない!!!!」
そのいきり声を制止するように銀髪男は、睦月の姉の額を鷲掴みにし、
「何を偉そうに、命令出来る立場か!?お前は?」
掴んだまま、睦月の姉の頭をグリグリ回す。
「キスぐらいで怒り出すとは随分純情な弟じゃないか。それともやはりあっち系か?」
「覗きみていたのか!悪趣味が!!」
「それはこっちの台詞だぜ?
こんな日に弟とデートとは‥‥
7月7日の今日に‥‥」
睦月の姉は、その手を振り払い、銀髪男の顔に唾を吐きかけた。
「うへぇ‥‥」
「貴様ー!!よくも中尉に!!」
兵士が睦月の姉に襲いかかろうとする。
それを銀髪男は、手を上げ、「止めろ」というジェスチャーをした。
「し、しかし‥‥」
「これぐらいでキレてたらこいつらと一緒だって‥‥」
銀髪は睨む睦月の姉の眼を見て言い放った。
「核を地球に落としたこいつらと‥‥な」
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