一話・少女と少年

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    進化を続ける人類は、宇宙に幾つもの人工の星を創りだした。 地球を離れ、移り住む人々‥ その中の一つの星『キャンサー』で内乱が起こる。 原因は人間の肉体の機械化を巡る倫理の問題だった。 脳にコンピュータチップを埋め込み、 人の神経を直接、機械と繋げる。 『サイバネティックオーガニズム』 倫理に反するという裏で、この技術を軍事利用しようとするものたち…… それを止めようとするものたち…… 肯定派と否定派に分かれた星々は次々にキャンサーに援軍を送りこんだ。 宇宙に広がる戦火‥ そしてそれは地球もまた例外ではなかった。
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