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俺の名前は幸弘…兄貴の名前は信哉…親父の名前は昌隆…戦国マニアの俺にとってどこと無く疑問があった…
…そんなある朝
「なぁ、親父」
「どうした?幸弘」
「俺たち親子の名前ってさ、何となく真田に似てるよな?」
「そりゃあ真江田家は真田の末裔だからな…出来るだけ先祖代々、昌、信、幸のどれか一字は付けてるぞ」
「はっ?でも家の苗字って“真江田”だよな?」
「お前もまだまだ勉強不足だな…いいか?1615年に大坂の陣があっただろ?」
「うん」
「あの時、豊臣秀頼は城内で自害したと言われているが大坂の陣に参陣していた真田幸村に護衛されて薩摩に逃げたんだ」
「えっ?薩摩って今のここじゃん!」
「そういうことだ…まだお前には見せてなかったが見せてやるとするか…」
「何を?」
そういうと親父は自分の書斎から古い巻物を持って来た
「ほら見てみろ!」
「ま!マジかよ!?」なんとその巻物には戦国真田の祖と言われる真田幸隆から400年以上経った現代の父・昌隆までの家系が記されていたのだ!
「どうだ動かぬ証拠だろ?」
「そういえばいま思い出したけどじいさんの名前って幸忠だった!」
「そうだろ?父さんのじいさんの名前も秀昌だった」
そして昔から置いてあって不思議に思っていた親父の書斎に飾ってある赤色の鎧を見て疑いは確信に変わった!
お、俺は真田の子孫だったのか~!!
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