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コンコン、コンコン、
「兄貴いるか?」
「何だ?ヒロ?」
兄貴・信哉は俺より3歳上(自分は17)で幼いころから戦国に限らず色んなことを教えてもらいあるときは一緒に木刀や木槍で打ち合いもした。俺にとって兄貴はとても尊敬できる存在だ
「親父から聞いたんだけど兄貴…知ってた?」
「あぁ、俺らが真田の末裔ってことだろ?薄々感ずいてたよ、真江田なんて苗字滅多にないからな」
「さすが兄貴…感が鋭いな」
「でもあんなに教科書で習ったことと違ってたから俺も驚いたよ」
「うん、まさか真田幸村が薩摩に逃れて島原の一揆で討ち死にしてたなんてな…」
「天草四郎が秀頼の子だったから必死に戦ったんだろうな」
「そもそも真田の歴史が狂い始めたのは太閤・豊臣秀吉が死んでからだ」
「太閤・秀吉が生きてるときに戻って真田の歴史を変えられたらいいよな」
「フッ、そんなことできるなら俺もしてみたいよ…」
(歴史を変えられたら…)
その後、俺は自室に戻りいつの間にか眠りについていた…
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