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書斎にいた親父にさっきの出来事を話すことにした
「親父、昼寝してたら幸村公が現れたんだけど」
「本当か!幸弘運が良いな」
「へっ?なんで」
「うむ、真田家の歴史を知って幸村公が現れるということはおまえが選ばれたという証拠だ」
「あと幸村公すごく俺に似てた」
「だからか!だから幸弘が選ばれたのか!」
「瓜二つだったよ。俺が鎧着てるかと思ったもん」
「そこまで似てたか!」
「それとさ、幸村公が言うには真田家ゆかりの何かがあれば過去に行けるらしいんだ」
「おぉ、家には鎧もあれば幸村公より伝わる十文字槍もある」
「でも俺が戦国時代に行ってやっていけるか?」
「何をいってんだ!俺や信哉がおまえにいままで色々仕込んで来ただろう!」
「今になって活かされるって訳か」
「そうと決まったらこの赤鎧と十文字槍は幸弘に託そう。だが覚悟して行くんだぞ!世は戦国だ!今の日本みたいに平和な世ではない!覚悟はいいんだな?」
「うん!真田の歴史…いや戦国の歴史を変えてみせる!!」
こうして幸弘は選ばれし真田の末裔として約500年前へと旅立つことになった…
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