不思議な再会

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不思議な再会

戸惑いながらも幸村のいる戦国へと旅立つ決意をした幸弘はついに過去へ向かう 「幸弘、準備はいいか?」 「うん!いいよ!」 幸弘は鎧を身にまとい幸村より伝わる十文字槍を握りしめた (真田の六連銭よ…我を戦国乱世へ導きたまえ……) ピカッ!! 幸弘は激しい光と共に姿をと消した …天正十年(1582年) ピカッ!!ドサッ! 「痛てぇ~……ん?ここは?過去に来たのか?」 幸弘が降り立ったのは上田城の廊下だった タッタッタ… (誰か来る…) 「何やら大きな物音がしたな…むっ!」 そこに現れたのは真田家重臣である矢沢頼綱である頼綱は主君・昌幸の父・幸隆の実弟である。それゆえ昌幸からは絶大な信頼を寄せられていた 「ん?若君?このような所で槍など持って何をなさっておいでか!」 (そうだった…俺って幸村公に瓜二つなんだ…どうしよう) 「実は私、若君ではないのですが…」 「冗談を申されますな!若君でなければ誰だとおっしゃるのか!」 「では試しに若君をお呼びください」 「さすれば…若君!若君!おられまするか!」 「なんだ?頼綱、左様に大声を出さずとも某はおるわい」 「若君!なればここにおるのは?」 「ん?おぬしわしに瓜二つだな!」 「はっ、500年後の未来にて信繁様の命により参りました」 「何?わしの?」 「はい、戦国の世並びに真田の歴史を変えて参れと」 「ハッハッハッ!未来のわしめそのようなことをわしに瓜二つの者に申し付けおったか!」 「某、真江田幸弘と申します」 「真江田?わしに姓も似ておるな」 「はい、某、真田家の末裔にございます」 「何?では何故“真江田”なのだ?」 「これには深い理由がございます」 「ならばわしの屋敷で聞こう!頼綱!この者をわしの屋敷に連れてくるのだ!」 「御意にございます」 何とか過去に来た幸弘…この後、幸弘は真田家はどうなっていくのか…
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