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君を思う
一人が良いなら
“一人にしてっ"て言えば良いのに
俺らメンバーが盛り上がってる隙に姿を消す。
そいつが放っておけない。
俺らメンバーが気がつき次第、血相変えて捜す(笑(だって姫だもん)
まぁ、そんな事しなくとも時間が経てばふらりと姿を現すけどね。
…まるで、自由気ままな猫のような奴だろ?
そいつが俺らの中心にいる人物、赤西仁だ。
そいつを独占したくて皆が気を引こうと頑張っている。それはメンバー内は勿論。グループ外も論外ではない。
独りで外を歩かせるなんて行為は言わば獣だらけの草原に姫を1人で放り出す様な危険な事だろ?
だから1人で外なんて歩かせたくない。そうメンバーの誰もが思っている。
ふと楽屋に意識を戻すと仁が何か思いついた様に唇を指でなぞる。
トコトコと中丸の元に行った。そして、聞こえてきたのは甘える様な少し高い声。
「なぁ➰➰ヅラ丸ぅヅラ外して❤」
中丸は困った風にポリポリと頭かいているが顔が…笑顔。
「ちょっと待ってな?……ってヅラじゃないって!!」
「ぇえ゙~仕込まなぃとー」
近くで見守っていた上田とアイコンタクト
「「だめだぷー🌀」」
「「なーー❤」」
ノリノリの二人と笑いを何故か堪えて変な顔になっている中丸…呆れ顔の俺
「…仲良ぃのな」
「カメ💥居たの?」
「居たよ💧」
気付かれないのは心痛むけどごめんと近寄ってくる仁が愛しく思えて…頭に手を置くと嬉しそうに笑う表情が可愛過ぎる。つられて一緒に笑っている自分がいた。(腹の中で真っ黒な事考えしか考えてないくせにby田口)
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