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上も下も判らない浮遊空間。
周りは紫色の場所。
『プレイヤー名を設定してください』
僕の頭から聴こえた声は、感情の篭っていない女性の声だった。
プレイヤー名。
僕は面倒なので、自分の名前を使うことにした。
「“レイ”で」
『了解しました。今からレイ様の適性に合った種族、職業を選択します』
あれ、職業も勝手に選ばれるのかな……?
概要と少し違う気がするけど……。
『力:2。素早さ:16。賢さ:15。防御:1。運:6』
それが凄いのか僕には判らないや。
ただ、多分攻撃(力)と防御
が低いという事は判る。
「うっ……!?」
突然だった。
背中が、熱い……!!!
『決定しました』
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