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のだろう?
素の『私』を見てほしくて
でも完璧な私にどこか頼ってて…
周りの褒めで、優越感に浸って
それが快感で、苦しくて…
気持ちがいいのに、溺れた気分
息苦しくて、呼吸で精一杯…
…
嗚呼…
流れる涙を拭いた手は、
何故か、赤かった。
「…!」
目からは、血の、涙…
痛い…!
痛い…!!
痛いよ…!!
一度嵌めた仮面は、二度と外せない。
創った『自分』が、一生つきまとう。
それが『私』なのだと、
自分に誤解をさせて、生きていく。
じゃないと私は…
板挟みで、死んでしまうから…
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