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「おやおや、その様子からすると、意外に難しいのかもしれないですね。なら、ヒントでも出しておきます。この人との関係は漢字で表わせるので、漢字でお答えください。」
「じゃあ、解答は紙に書く、ってことですか?」
『マル金マン』が『海賊皇子』に聞いた。
「ええ。そういうことになりますね。『神野』さん、いいですか?」
『海賊皇子』は『神野麻衣』に聞く。『神野麻衣』は「いいですよ」と答え、再び手帳から白紙のページをちぎり、それを何回か折り、さらに小さくしてからテーブルの全員に配った。
「解答時間は……、今からだいたい15分くらいでいいですかね?せっかくなんで、あの司会者のまねでもしてみましょうか?」
そう、『海賊皇子』は笑って言った。
「ミステリ甲子園、インターバル戦、スタート!!」
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