File.12:関係なぞじゃないかっ

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      〔4〕 「さてさて、いかがですか?もうそろそろ15分経ちましたよ」 『海賊皇子』が少し笑って言った。 「だめです、さっぱり分かりません。実際、勘です」 そう言い、『神野麻衣』が降参、といった様子で四つ折りにした紙をテーブルに置いた。 「他の人も降参ですか?」 「あかん、なにがなにやらさっぱりでんなぁ……」 真中もそうぼやく。紙には何も書かれておらず、白紙のままだ。 「『くまプ』さん、『マル金マン』さん、何かわかりましたか?」 『神野麻衣』がさっぱり、といった様子で聞く。 「そうですね~……、自信はないですが、これで」 『くまプ』は紙を二つ折りにして、テーブルに置いた。 「『マル金マン』さんは?」 『海賊皇子』が笑って聞いた。そう聞かれると、『マル金マン』は笑って、 「いやいや、最初からわかってましたよ。一番最初に答えを言ったら、空気の読めない奴としてたたかれるので、黙ってたんです。」 そう言うと、紙を折らずにそのままテーブルへと置いた。
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