File.13:Super Divider

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村瀬は昨日と同じ第一ホールに来ていた。 野球をしているので、茶色く焼けた腕にしている自分の腕のデジタルの腕時計が21時を示すと、舞台袖から田崎が上がった。 「さて、皆様、今回もお集まりいただきましてありがとうございます。それではこれより、本日のゲームを発表させていただきます。さて、二回戦がブロック戦であることは昨夜お話ししましたね?」 田崎が改めてルールを説明している。 「それではまず、ブロック分けをいたしますので、名前を呼ばれた方は後方のテーブルに、A~Fのアルファベットでブロックごとにお集まりください。」 振り向くと、テーブルクロスのかけられたテーブルの上にA~Fのアルファベットの札が立っている机が6つ。 そしてその周りには数脚の椅子がおかれていた。そして田崎がプレイヤーの名前を読み上げていく。 そして、村瀬も名前を呼ばれ、Bのテーブルへと向かう。同じテーブルには昨日のオフ会で一緒だった大学生の『ひろき』がいた。
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