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だが、田崎はそんなことおかまいなしだという様子で説明を続ける。
そして次の瞬間、思いもかけない言葉が田崎の口から発せられる。
「皆様は今、座っているテーブルの皆様と対戦して頂きます。そして、今回、二回戦をクリアできるのは、各テーブル1名。そして特別ルールで1名。つまり、合計7名が三回戦へと進むことができます。」
全てのテーブルで困惑の声が上がった。それもそうだ。6つのチームによるチーム対抗の団体戦だと思っていたのだから。
「さて、詳しいルールを説明します。解答者が送付できる答えはただ一つ。そして各テーブル最速の正解者が三回戦へと進むことができます」
自分の座っているこのテーブルの中で三回戦に進めるのは一人……その苛酷な事実が会場の空気を変えていた。
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