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『ただし、ここは絶海の孤島、しかも無人島なので、新たなみかんの収穫、購入、略奪などはできません。また、ナイフなども持っていませんし、分割してはいけません。』
ナイフや略奪、収穫をしているアニメーションの上に赤いバツがつけられる。
すでに敵となってしまった、自分のとなりに座る『ひろき』は驚愕して言った。
「どうするんだよ、これ……。絶対無理じゃん。『不可能』飛び越えろっていうのか……?」
田崎は会場全体のどよめきを制するように開始の合図を高らかに宣言した。
「さて、問題が出題されました。解答時間は今から1時間です。それではミステリ甲子園、二回戦、プレイボール!!」
テーブルで唯一の生き残りを決めるゲームが今、始まった。
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